メールマガジンを配信する(メンバープラグイン)
ここでは、SDKからメールマガジンを配信する方法について解説します。
メールマガジンオブジェクトcom.echopf.members.ECHOMailmagObject
ECHOMailmagObjectは、メールマガジンを配信・操作するためのオブジェクトです。
オブジェクトを生成する
新しいメールマガジンをオブジェクトとして生成するには、コンストラクタの第一引数にメンバーインスタンスのIDを指定します。
ECHOMailmagObject mailmag = new ECHOMailmagObject("メンバーインスタンスID");
既存メールマガジンをオブジェクトとして生成するには、コンストラクタの第二引数にメールマガジンIDを指定します。
ECHOMailmagObject mailmag = new ECHOMailmagObject("メンバーインスタンスID", "メールマガジンID");
オブジェクトフィールド
メールマガジンオブジェクトは、以下のフィールドを持ちます。
フィールド名 | 型 | 説明 | 可変 |
---|---|---|---|
refid | java.lang.String | メールマガジンID | × |
title | java.lang.String | メールマガジンタイトル(件名) | ◯ |
text | java.lang.String | メールマガジン本文 | ◯ |
distributed | com.echopf.ECHODate | 配信予約日時 | ◯ |
target | org.json.JSONObject | 配信ターゲット(配信先の指定には、ターゲット指定アクセサをご利用ください) | ◯ |
to_field | java.lang.String | 配信先メールアドレス(メンバーコンテンツフィールドID) | ◯ |
from_email | java.lang.String | 配信元メールアドレス | ◯ |
text_type | java.lang.String | 本文の形式
|
◯ |
status | java.lang.Integer | 配信ステータス
|
◯ |
フィールドからデータを取得する
文字列(String)型のフィールドからデータを取得する
文字列型のフィールドからデータを取得する場合は、getStringメソッドまたはoptStringメソッドを使用します。
String title = mailmag.getString("title");
整数値(int)型のフィールドからデータを取得する
整数値型のフィールドからデータを取得する場合は、getIntメソッドまたはoptIntメソッドを使用します。
オブジェクト(JSONObject)型のフィールドからデータを取得する
オブジェクト型のフィールドからデータを取得するには、getJSONObjectメソッドまたはoptJSONObjectメソッドを使用します。
JSONObject target = mailmag.getJSONObject("target");
フィールドにデータをセットする
オブジェクトのフィールドにデータをセットするには、putメソッドまたはputOptメソッドを使用します。
mailmag.put("title", "test mailmag");
mailmag.put("text", "mailmag text");
配信ターゲットを指定する(ターゲット指定アクセサ)
メールマガジンの配信先(ターゲット)を指定するには、以下のターゲット指定アクセサを使用します。
// 配信ターゲットをリセット
mailmag.resetTarget();
// 全てのメンバーを配信ターゲットに指定
mailmag.targetAllMembers();
// ルートグループを配信ターゲットに指定(グループに所属する全てのメンバーが配信対象になります)
mailmag.targetRootGroup();
// 特定のメンバーを配信ターゲットに追加
var member = new ECHOMemberObject("メンバーインスタンスID", "メンバーID"); // ターゲットに追加するメンバーオブジェクトを生成
mailmag.targetSpecificMember(member);
// 特定のグループを配信ターゲットに追加
var group = new ECHOMembersGroupObject("メンバーインスタンスID", "グループID"); // ターゲットに追加するグループオブジェクトを生成
mailmag.targetSpecificGroup(group);
メールマガジンを配信/下書き保存する
メールマガジンを配信するには、pushメソッド(同期通信による保存)もしくはpushInBackgroundメソッド(非同期通信による保存)を使用します。
ECHOMailmagObject mailmag = new ECHOMailmagObject("メンバーインスタンスID");
mailmag.put("title", "test mailmag"); // メールマガジンタイトル(件名)をセット
mailmag.put("text", "mailmag text"); // メールマガジン本文をセット
....
// 非同期でメールマガジンをプッシュ
mailmag.pushInBackground(new PushCallback<ECHOMailmagObject>() {@Override // 保存完了後に実行するコールバックメソッドを定義
public void done(ECHOMailmagObject obj, ECHOException e) {
if(e == null) { // 正常終了
Log.d("Complete", obj.toString());
}else{ // 異常発生
Log.e("Error", e.toString());
}
}});
メールマガジンを取得する
リモートサーバー上に存在するメールマガジンを取得するには、fetchメソッド(同期通信による取得)もしくはfetchInBackgroundメソッド(非同期通信による保存)を使用します。
ECHOMailmagObject mailmag = new ECHOMailmagObject("メンバーインスタンスID", "メールマガジンID");
// 非同期でメールマガジンを取得
mailmag.fetchInBackground(new FetchCallback<ECHOMailmagObject>() {@Override // 取得完了後に実行するコールバックメソッドを定義
public void done(ECHOMailmagObject obj, ECHOException e) {
if(e == null) { // 正常終了
Log.d("Complete", obj.toString());
}else{ // 異常発生
Log.e("Error", e.toString());
}
}});
メールマガジンを削除する
リモートサーバー上に存在するメールマガジンを削除するには、deleteメソッド(同期通信による削除)もしくはdeleteInBackgroundメソッド(非同期通信による削除)を使用します。
ECHOMailmagObject mailmag = new ECHOMailmagObject("メンバーインスタンスID", "メールマガジンID");
// 非同期でメールマガジンを削除mailmag.deleteInBackground(new DeleteCallback<ECHOMailmagObject>() {
@Override // 削除完了後に実行するコールバックメソッドを定義
public void done(ECHOMailmagObject obj, ECHOException e) {
if(e == null) { // 正常終了
Log.d("Complete", obj.toString());
}else{ // 異常発生
Log.e("Error", e.toString());
}
}});
現在のACLを取得する
オブジェクトに現在設定されているACLを取得するには、getACLメソッドを使用します。
ECHOACLObject current_acl = mailmag.getACL();
ACLを変更する
オブジェクトに新しいACLを設定するには、setNewACLメソッドを使用します。
ECHOACLObject new_acl = new ECHOACLObject(); // ACLオブジェクトを生成
new_acl.putEntryForAll(new ECHOACLEntry(false, false, false, false)); // 例:非ログイン訪問者の操作権限を全て奪う
mailmag.setNewACL(new_acl); // 新しいACLをセット
mailmag.push(); // セットしたACLを反映させるには、最後に必ず保存を実行してください